「折り返しスケルトン階段」で狭いリビングを広く見せる【マイホームのアイディア】

マイホーム計画中に、”リビングを広く見せる” ことができる方法はないかいろいろと模索しました。

そこで取り入れたのが「折り返しスケルトン階段」です。

26坪の2階建て、お世辞にも広いとは言えない家ですが、「折り返しスケルトン階段」のおかげでリビングが広く見えます。

この記事では、

  • 実際に作った「折り返しスケルトン階段」の紹介
  • メリットに感じたこと
  • デメリットに感じたこと

など実際に住んでみて感じた感想をご紹介していきます。

 

狭いリビングを広く見せる「折り返しのスケルトン階段」

スケルトン階段は、向こう側が見える解放感が部屋を広く見せてくれるポイント。

でも、限られた空間で今トレンドのリビング階段を作るのは、デッドスペースができてしまいそうで嫌でした。

(本当は憧れますが……広い家だったら作りたかった……笑)

そこでロフトに繋がる折り返し階段をスケルトンにして、広く見えるように工夫しました。

実際に作った「折り返しスケルトン階段」

こちらが実際に作った折り返しのスケルトン階段です。

1階から続く折り返し階段なので、省スペースで狭い家でも空間を有効利用できます。

狭い家だと、階段や廊下などの移動スペースはなるべくコンパクトにまとめて、部屋の面積を広くとりたいですよね。

折り返しスケルトン階段なら、それが実現できます。

飽きのこない「普通」が良い感じ

今流行りのイナズマ階段でもないし、アイアンバーがデザインされたようなものでもない。いたって普通な木の階段です。(笑)

でも、この「普通」な存在感が主張し過ぎずリビングになじんでくれているので気に入っています。

流行に流されず、長く愛せるあえて「普通」なデザインにしました。

この写真はリビングからダイニングに向かって撮影しているのですが、解放感が出るので床面積以上に広く見えます。

折り返しスケルトン階段のメリット

折り返しスケルトン階段にして良かった点は、広く見えること以外にもたくさんあります。

特に、採光についてはメリットばかり!

スケルトン階段は採光できるので一階まで明るい!

北側にスケルトン階段を作ったので、「せっかく開放的な見た目なのにちょっと暗くなってしまうかも」と心配でした。

が……まったくそんなことはなく、ちょっと間取りや窓を工夫したことでとっても明るい空間になりました。

天窓と組み合わせて明るい空間に

スケルトン階段の斜め上に天窓を設置したのですが、この天窓から差し込む光がスケルトン階段に降り注ぎます。
時間帯によって光の場所は変わりますが、日中の一番明るい時間はちょうど階段部分に光が当たって一階の階段部分までとっても明るくなります。

階段に設置した窓からLDKを照らしてくれる

階段に設置した2つの窓からも、光を取り込んでくれます。
南側に他の建物があるので、採光に関しては設計士さんと相談してかなり吟味しました。
この階段の窓は北側なので、正直たくさん光が入ってくるわけではないですが、スケルトン階段にしたことでLDKを少しでも明るくしてくれます。

光とともに風も通してくれます

この階段の窓は片方がFIX窓で、片方は縦すべり出し窓として開きます。

スケルトン階段にしたことで、光だけでなく風もスムーズに通してくれる気がします。

解放感があって、明るく、風通しも良い。

折り返しで省スペースなデザインですが、スケルトン階段にして良かった点です。

(階段を登ってくる猫さんたちと目が合うのも嬉しいポイント。笑)

 

折り返しスケルトン階段のデメリット

折り返しスケルトン階段は、広く見えることや採光などメリットいっぱいなのですが、住んでいてデメリットに感じたこともあります。

スケルトン階段は子供ができたら落下対策は必須

空間を広く見せてくれて、おしゃれな見た目がメリットのスケルトン階段ですが、小さなお子さんのいるご家庭では落下対策は必須。

我が家も子供ができたら落下対策を考えなければなりません。

一般的にはネットを張って落下対策をすることが多いですが、折り返しスケルトン階段の場合はねじれがあるのでネットを張るのも工夫が必要かも。

折り返しスケルトン階段は省スペースで作れるのがメリットですが、落下対策は普通のスケルトン階段より難しそう……。

こちらは、落下対策を実践したらまた記事を更新したいと思います。

※ちなみに……
ペットを飼っている場合も落下対策が必要な場合が。
我が家には若い猫が2匹いますが、たまにヒヤッとすることがあります。運動神経抜群なので、今のところ落下したことはないですが、老猫になったときは対策しようと思っています。

折り返し階段は大きな荷物の搬入・搬出が大変

小さな家で省スペースを重視して「折り返しスケルトン階段」にしたわけですが、これが一気にデメリットになる瞬間があります。

それは、大きな荷物の搬入・搬出時です。

折り返しの階段にすることで、大きな荷物が壁に引っかかってしまい上階に上げにくくなってしまいます……。

とくに冷蔵庫を購入したときは困ってしまいました。

その時のお話はこちらの記事でまとめています。

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スケルトン階段は冷暖房の効率が下がる……

スケルトン階段は暖気・冷気を遮るものがないため、やっぱり冷暖房効率は悪いです。

実際に住んでみて、特に冬は階段周りが少しヒヤッとします。

普通に生活するのに不便はないですが、足元がちょっと寒いと感じたり……。もちろん電気代も効率が悪い分上がりそうです。

ここは完ぺきな冷暖房効率を優先するか、マイホームのデザインを優先するかで好みが変わってくるポイントだと思います。

折り返しスケルトン階段で広い空間を演出!

省スペースで空間を広く見せてくれる「折り返しスケルトン階段」についてまとめてきました。

落下対策など解決しなければならない問題はありますが、今のところ設置して大満足です。

「スケルトン階段に憧れるけれど、そんなに広い家は建てれない……」

そんな方は、折り返しのスケルトン階段を検討してみてはいかがでしょうか?

 

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