天井を板張りにして感じたメリット・デメリット【レッドシダーでおしゃれなリビング】

板張り天井のメリットデメリット

マイホームのリビングダイニングの勾配天井を板張りにしました。ロフトまで合わせて全面がレッドシダーの板張り天井です。

板張り天井っていろいろ見ていると賛否両論ありますが、私は採用して本当に大満足!

でもお部屋の雰囲気に大きく影響する仕様なので、人によっては好みが分かれる面もあるかもしれません。

そこでこの記事では、

  • 実際に作った板張り天井について
  • 板張り天井にして感じたメリット
  • 板張り天井のデメリット
  • かかった費用(オプション料)について

などをまとめてみようと思います。

マイホーム計画中の方の参考になれば幸いです。

 

完成した板張り天井はこんな仕上がりです

まずは、実際に完成したリビングダイニングの板張り天井をご紹介します。

米杉(レッドシダー)板張りにしました

黒のシーリングファン

わが家が取り入れたのは、「米杉板張り」という天井です。米杉=レッドシダーのこと。

赤みのある色合いと、1枚1枚表情の異なる板が混ざり合って素敵な雰囲気を演出してくれます。

所々に濃い色の板が散らばっていて勾配天井にアクセントを付けてくれる感じ。

クロスや珪藻土で壁と同色に仕上げた天井も清潔感があって捨てがたかったけれど、このナチュラルな雰囲気を優先して板張りの天井に決めました。

キッチンは珪藻土の天井でヌケ感を

天井の板張り

ちょうどキッチン部分の上がロフトになっているのですが、このキッチン部分だけは珪藻土仕上げでヌケ感を作りました。

板張り天井ってキッチンのみとかのアクセント使いが多い気がしますが、わが家は逆で、あえてキッチンのみ珪藻土の白を差して圧迫感が出ないようにしました。

天井を板張りにして感じたメリット

天井を板張りにして大満足なのですが、具体的にどんなメリットがあるのかまとめてみようと思います。

リビングが暖かくナチュラルな雰囲気になる!

天井のレッドシダー板張り

天井を板張りにすると、木の温もりが感じられるナチュラルな雰囲気が作れます

かといって野暮ったい感じになるわけでなく、細めのレッドシダーを並べることでシャープさも両立できるのが魅力。

工務店のモデルルームで米杉板張りの天井を見て、「ナチュラルだけどかっこいい」雰囲気に一目ぼれしてしまいました。

床はオークの無垢材を使用しているのですが、木に囲まれたナチュラルさがクロス仕上げとは大きく違う点だと思います。

木材はブラウンやベージュの暖色系なので、空間に暖かみを漂わせてくれるのがメリット。

木の質感で高級感のある空間に

木の板を使うことで、リビングが高級感のある空間になるのも嬉しいメリットです。(その分お金もかかりますが……涙)

部分的に使うなら木目のクロスでも違和感ないかもしれませんが、広い面積で木の質感を表現するなら板張り天井がやっぱり偽者感がなくて素敵。

最初は金額面のことも考えて木目調のクロスも検討しましたが、工務店さんから全力で止められました。

実際に完成してみたら、やっぱり高級感があって気分が上がる仕上がりに。思い切って板張りにして良かったです。

メンテナンスがしやすくなるらしい

私たちが家を建てた工務店から、「板張り天井のほうがメンテナンスがしやすい」という説明がありました。

確かに今後、天井が傷んでしまったとしても、その部分だけ補修すれば長持ちするかもしれません。

天井は人の手も滅多に触れないし、入居して1年経ちますが今のところまったく汚れは気になりません。

 

板張りの天井でデメリットになりうること

実際に天井を板張りにした家に住んでいてデメリットに感じたことはほとんど無いのですが、見た目や雰囲気に大きく影響する仕様なので、人によってはデメリットになることも。

家の中でも好みが真っ二つに分かれるデザインだと思うので、デメリットになりそうなことを考えてみます。

間取りによっては狭く&暗く見えることも

ロフトの板張り天井

天井に板を張ると、白いクロスや塗り壁仕上げよりも圧迫感や暗さを感じることも

どうしても天井の色が濃くなるので、広く見える効果としては白色のヌケ感には勝てません。

日当たりの良い明るい空間で取り入れたり、吹き抜けなどの天井高があるところで採用すると、このデメリットは解消できると思います。

狭い空間を板張り天井にすると、確かに圧迫感がありそう……。

天井の木材にひび割れが生じる可能性

無垢材などの木でできたものは、どうしても乾燥によるひび割れリスクはつきものです。

実際に、無垢床(オーク材)は冬の乾燥でひび割れが発生した箇所もあります……が、今のところ天井のレッドシダーにはひび割れはありません。(2020年2月時点。入居して1年半が経ちました。)

というのも、レッドシダーはウッドデッキにもよく使われる木材で、高い耐久性が特徴。

優れた耐久性
ウエスタンレッドシダーは、針葉樹の中で最も優れた耐久性を持ち湿気、腐朽、虫害に対する耐性が自然に備わっています。この耐久性は、主にツヤプリシンという抽出成分によるものです。また木材腐朽菌に対しては、水溶性のフェノリックスが耐久性を高める役割を果たしています。

抜群の加工性
ウエスタンレッドシダーは、木目通直で狂いが少なく均一で軽い材質のため、加工しやすい木材です。カンナでもサンダーでもきれいに仕上がり、ビスの取付けや鋸での切断も容易にでき、軽量で誰でも扱いやすい木材です。

寸法安定性
ウエスタンレッドシダーは、低密度と低収縮率のため、他の木材に比べ寸法の変動が少なく、長く安定した状態で使用出来ます。

引用元:ウッディロバート 様

レッドシダー専門店さんのHPより抜粋してみました。

板張り天井のひび割れは、選ぶ木材によってリスクが変わってきそうです。

クロス仕上げよりも費用がかかる

天井を板張りにする際のコストは、最大のデメリットかもしれません。

クロス仕上げよりも断然 費用がかかってきます。

ちなみに実際に作ってみてかかったコストはこちらです。

20帖のLDK(勾配天井)で板張り天井にかかった費用
約 45万円

高いのか安いのか……、正直言うとお願いした工務店でかかった値段しか分からないので比較できませんが、オプションでこのくらい上乗せされていました。

ただ、わが家では板張り天井の優先度が高かったので、他のオプションを我慢して帳尻を合わせました。

板張りの天井はとってもおすすめの仕様です

天井を板張りにするメリット・デメリットや費用についてまとめてきました。

家の内装の見た目に大きく関わる仕様なので、好き嫌いが分かれるデザインかと思いますが、ナチュラルな雰囲気がお好みならとってもおすすめです。

新築時だけでなく、リフォームのときに採用しても良さそうですね。

もし板張り天井を作るか迷っているなら、ぜひ前向きに検討してみてください^^