夢のマイホームを実際に建ててみたけれど、金銭面や土地の広さの問題などで「諦めたこと」が本当にたくさん。
理想の仕様や間取りが実現できなくて、マイホームブルー気味になった時期もあります。
……が、いつまでもクヨクヨしていたらもったいない!
そう考えを改めたら、マイホームがもっと好きになりました。
また、同じような後悔や不安を抱えている方が多いことに気が付きました。
励まされたと同時に少しでも悩みの解決につながればと思い、
- 「諦めたこと」を後悔しないための工夫
- 快適な家になるためのちょっとしたテクニック
などをご紹介していきたいと思います。
こういった話にはさまざまな意見があると思いますので、一施主の意見としてご覧ください^^
注文住宅で諦めたこと【1】 あこがれの造作洗面台
造作洗面台はお金がかかるから…システム洗面台にちょい足しアイデアを
家を建ててもらった工務店では、造作洗面台がオプション扱いになってかなり高額でした。
造作洗面台はマイホームの中でもあこがれの仕様だったので最後まで迷いましたが……、他のオプションを優先して標準仕様のシステム洗面台で我慢。
その代わりに、比較的安く作ることができる台(カウンターのようなもの)を作ってもらい、洗面台の幅を広げる工夫をしてみました。
……まぁ、後からつけた感は正直 否めないです。
でも、作業できる幅が格段に広がってメイクしやすいし、二人並んでなにか作業をするときもケンカにならずに済んでいます。
カウンターの下はIKEA(イケア)のJÄLL イェルをランドリーバスケットとして使っています。
システム洗面台はとっても使いやすい!
見た目は普通の洗面台ですが、やっぱり使いやすいです。
フラットなのでお掃除もとってもラクちん。
おしゃれさは造作洗面台には勝てないけれど、システム洗面台にはまた違った魅力がありました。
これからインテリアにもこだわって、もっと好きな空間になるように工夫したいと思っています。
今は見た目もけっこうおしゃれになってきていると思います。
安く作ることができるカウンターを上手に活用するのがおすすめ。
注文住宅で諦めたこと【2】ランドリールーム
ランドリールームを諦めた理由
我が家がランドリールームを諦めた理由は2つあります。
- 広さ・間取りの問題でランドリールームを作る余裕がなかったこと
- 主人が洗濯物は絶対に天日干ししたい派だったこと
26坪の家なので、どこかの空間を削れば、無理やり洗面所を広くしてランドリールーム風にすることはできたかもしれません。
でも北道路の土地で1階の日当たりが悪く、日当たりの良い2階はLDKを優先させたい……。
そうなると、②の主人の希望が叶わなくなります。
私は部屋干しでも気にならないし何なら乾燥機でも良い派なのですが、主人の唯一の希望はサーフボードラックとこの件だけだったので(笑)、ランドリールームは諦めました。
確かに天日干ししたお洗濯ものはいい匂いで気持ちがいいですよね。
バルコニーにスノコデッキを敷いて洗濯が楽しくなるように工夫
ランドリールームを諦めた代わりに、バルコニーにスノコデッキを敷いて少しでもお洗濯が楽しくなるように工夫しました。
2階リビングの床と繋がって見えるようなイメージで間取りも工夫。
これが実際に作ってみたら大正解で、リビングも広く見えるし(見えるだけですけどね!)バルコニーがお気に入りの空間になりました。
普通のバルコニーに比べるとちょっとお手入れの手間はかかりますが、やってよかった成功ポイントです。
・バルコニーをお気に入りの空間にしてみる
・テンションの上がる可愛いランドリー用品を使ってみる etc……
小さなことでも工夫することで、暮らしが楽しくなるはず!
注文住宅で諦めたこと【3】ウッドデッキ
土地が小さくてウッドデッキが作れない……
海の近くの家だからか、まわりはなぜかウッドデッキがあるおうちがたくさん並んでいます。
天気のいい日はウッドデッキで過ごすなんて素敵だなぁ……なんて思っていたのですが、土地が小さくてとてもじゃないけどウッドデッキを作る余裕はありませんでした。
なんなら植栽も諦めたくらい土地めいいっぱいに建物を建てたので、わが家には「庭」という概念はありません。
こちらもバルコニーのスノコデッキで代用しました
ウッドデッキは諦めたけれど、バルコニーのスノコデッキがその代わりとして活躍してくれています。
外観は普通のバルコニーですが、家の中から見るとウッドデッキ風な雰囲気が楽しめます。
住宅密集地の家なので、正直 外観をいくらおしゃれにしてもまわりからは大して見えないんですよね。(笑)
なのでウッドデッキは比較的簡単に諦めがつきました。
(特にわが家は住宅密集地なので……。)
狭い土地に無理やり作る必要があるのか考えたら、「いらないなぁ」って思えました。
注文住宅で諦めたこと【4】広々とした玄関
サーフボードラック&猫の脱走防止策で小さな玄関に
広々とした玄関は、家の顔としてすごく憧れがありました。来客時もなんとなく心にゆとりが持てる気がしますよね。
でもあえて、玄関は小さくまとめました。
- どうしても玄関にサーフボードラックを作りたい
- 猫の脱走防止策で玄関を仕切りたい
この2つの理由で、小ぶりな玄関を作ることに。
「そもそも26坪の2階建ての家で広々玄関を作るのはもったいない!」
家の間取りを考えているときに、このような考えに行きつきました。
過ごす時間が長い空間の優先順位を高くすれば後悔しない
玄関は家の顔としてとっても重要な場所だけれど、普段過ごすのはリビングや各部屋。
過ごす時間が長い場所ほど優先順位を高く設定していくと、自然と玄関は後回しになりました。
家が狭くて玄関も狭くなってしまう……、そう悩むくらいだったら各空間に優先順位をつける考え方はとってもおすすめです。
私はこの方法で、だいぶマイホームブルーを軽くできました。
長い時間過ごす場所と玄関、どちらの優先順位が高いのかゆっくり考えてみるといいかも。
注文住宅で諦めたこと【5】畳スペース(畳のお部屋)
畳スペースはお金の問題で節約しました
何となく「注文住宅を建てるなら必要かなぁ……?」と思っていた畳スペース。
インスタなどのSNSでも、おしゃれな小上がりの畳スペースがたくさん紹介されていてちょっと憧れていました。
でも、けっこういいお値段のするオプションだったので他の空間を優先して節約。
(ロフトの一部分を琉球畳にすることも考えましたが、たぶん猫の爪とぎとして使われるんだろうな……という悪い予感しかしなかったので……。)
将来子供ができたら後悔ポイントになるかも……
畳スペースを諦めたことは、今のところ後悔はしていません。
でも、将来子供ができたらちょっと後悔ポイントになるかもしれない、と思っています。
ただ将来のことは誰にもわからないので、現段階ではクヨクヨしないようにしています。
ラグやマットで代用できるし、そのときはまた工夫を楽しもうと思います。
いろいろ諦めたけど結局「身の丈にあった家」が一番
こうやって振り返ってみると、注文住宅を建てるにあたって諦めたことは本当にたくさん。
マイホーム計画中の方や入居済みの方も、おそらくいろいろなことを諦めたのでは、と思います。
理想通りの家は、きっといくらお金があっても完成しないはず……。
SNSなどを眺めていると、どうしても周りがよく見えてしまいがちですが、結局のところ「身の丈にあった家」が一番住みやすいんじゃないかな?
無理してお金をかけたり、おしゃれを追求するよりも、自分の生活が大切ですよね。
後悔せずに「身の丈にあった家」を好きになる工夫を
注文住宅で諦めたことをずっと引きずっていたら、いつまでもブルーな気持ちから抜け出せません。
後悔するよりも、「身の丈にあった家」を好きになる工夫をするほうが楽しいはず。
・インテリアや雑貨で見た目や気分を変えてみる
・できない部分は何か他のもので代用できないか工夫してみる
小さなことでもいいので、ちょっと考えてみるとマイホームでの生活がぐっと楽しくなるはずです。
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