キッチンを無垢床にして大丈夫? 入居後1年半経ってみての正直な感想

マイホームの打ち合わせで、かなり迷ったポイントが「キッチンの床材」について。

掃除しやすさ優先で「クッションフロアやタイル」にするか…
見た目優先で「無垢床」にするか…

この問題は、本当にかなり迷いました。

実はブログのお問い合わせやインスタのDMでも、キッチンの床について質問を多く頂いています。

 

わが家ではキッチンを無垢床にしたのですが、これが100%正しかったかというと正直答えられません……。でも、自分で選んだ以上後悔はしていません。

そこで、この記事では、

  • キッチンを無垢床にした理由
  • 入居して1年半経過したキッチン無垢床の状態
  • キッチンの無垢床をキレイに保つための工夫

などをご紹介していこうと思います。

 

マイホームのキッチンを無垢床にした理由

最初はクッションフロアかタイルにしようと思ってた!…けど

実は、設計段階では「キッチンはクッションフロアかタイルにしたい!」と思っていました。

私はどちらかというとズボラだし、大雑把な性格なので、きっと料理中も水や油を飛ばし放題する不安があったからです。(笑)

キッチンは、掃除しやすいクッションフロアかタイルが家事楽につながると考えていました。

 

……が、リビングダイニングは無垢床でキッチンのみを別床材にする場合、以下のような問題が発生。

  • 無垢床とクッションフロア(タイル)のつなぎ目に問題が出る
    (段差になってしまうなど)
  • タイルにした場合、冬場の足元が相当冷える
  • どうしても見た目に違和感が出てしまう

これらの理由で、キッチンの床材にかなり迷いました。

工務店のすすめで無垢床のキッチンに

工務店的には、つなぎ目の処理の問題で、床の素材をキッチンだけ変えるのはなるべく避けたかったようです。

ギリギリまで迷いましたが、

「無垢床でも絶対に大丈夫だよ! キッチンマットも敷くでしょ? 無垢床は丈夫だよ!」

という工務店の言葉を信じて(笑)

無垢床のキッチンに決めました。

いざ完成すると、リビングダイニングからのつながりも自然で見た目が本当にキレイ。無駄な段差もないので安全だし、見た目的には120%満足でした。

……あとは、キレイをキープできるかだけが不安でした。

 

1年半経過したキッチンの無垢床はこんな感じ

この記事を書ている今は、マイホームに入居して1年半ほど経ちました。

入居時はキレイに使えるか不安だった無垢床のキッチン。実際の状況はこんな感じです。

見た目はキレイなまま! 水や油によるシミもありません

 

幸いなことに、1年半経った今もキッチンの無垢床はキレイな状態をキープできています

(上の画像ではキッチンマットをどかしていますが、普段は大き目のマットを敷いています。)

料理中、水や油がはねることもありますが、特別 無垢床に気を使って作業をしているわけでもありません。

ごくごく普通にキッチンを使っていますが、シミや傷は目立ちません。

◇ ちなみに……
私は在宅ワーカーなので、基本的に毎日3食キッチンに立ちます。ほぼ毎日お料理していますが、無垢床のダメージが少なくて自分でも驚きです。

キッチンマットによる日焼けも今のところ無し!

水や油のシミ、傷以外に心配していたのが日焼けによる変色。
特にキッチンマットを敷いている部分の色差が出てしまわないか心配でしたが、1年半経過くらいでは全く問題ありませんでした。

無垢床キッチンのキレイをキープするためにしていること

入居して1年半の間、無垢床キッチンのキレイな状態を長く保つためにしていることは主に2つ。

とは言え、何か特別なことをしているわけでもありません。

水や油が撥ねたらすぐに拭く!これが一番大事かも

日々お料理をしていると、水はね・油はねはどうしても避けられません。

とくに水はねは、洗い物をしているときに100%と言っていいほどします……。

無垢床にはねたこれらの汚れを放置していると、しみ込んでしまってシミの原因になってしまうそうですが……。

「気が付いたらすぐ拭く!」

これを意識的に実践すると、無垢床へのダメージを減らせる上にキッチンのキレイもキープできて一石二鳥。

 

……ただ、毎回床を手で拭き掃除するのはめんどくさい。

ということで、キッチンで作業するときはモップスリッパを活用しています。

モップスリッパなら、水が無垢床にはねてしまっても足でさっと拭き取ることができます。

まさにズボラな私にとって救世主……!

だいたいの水はね・油はねは、このモップスリッパでさっと拭き取るだけでその他特別な掃除はほとんどやってません。

モップスリッパ以外は日々の掃除機がけのみ!

幅広のキッチンマットで無垢床を守る!

無垢床の汚れやシミ、傷をなるべく発生させないために、キッチンマットにも少しこだわりました。

マイホーム入居前の仮住まいアパートでは、幅45㎝の一般的なキッチンマットを使用していたのですが、新居では幅60㎝の大き目サイズをチョイス。

たった15㎝の差ですが、幅が広くなることでかなり水はねを抑えられます。
洗い物をしたり手を洗ったりすると、意外と後ろ側に水がはねることがあるんですよね。
でも、幅広のキッチンマットなら安心感があります。

ちなみに、わが家は猫と暮らしていて、ラグタイプのキッチンマットだと爪とぎにされてしまうので…(涙)

クッションフロアのような素材のシートタイプを愛用しています。

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シートタイプのキッチンマットを使って感じたメリットは以下の通り。

  • 無垢床と同じようにモップスリッパでさっと拭ける
  • 洗濯不要で掃除がラク
  • フラットな見た目でおしゃれ
  • 猫の毛やホコリが溜まらないので衛生的 などなど……

購入前は使い勝手や見た目の安っぽさが不安でしたが、実際に使ってみるとラグタイプより良いかも……と思っています。

 

ちなみに、友人の注文住宅では「クリア(透明)のキッチンマットシート」を使用していました。

※イメージ画像です。

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これなら、木の質感を活かしつつ、水はね・油はねから無垢床を守れますね^^

透明だから、さらに幅広でも違和感が無さそうです。キッチンの広さや通路の幅にもよりますが、クリアタイプなら80㎝幅でもいけそう!

わが家も次に購入するキッチンマットは透明タイプにしようかな……^^

【まとめ】無垢床キッチンで後悔はないけど…未だにちょっと迷うポイントです

マイホーム入居後の無垢床キッチンの状況や、キレイをキープするための対策についてまとめてきました。

無垢床のキッチンは、100%満足して採用したわけではありませんが、今のところ後悔はしていません。

でもお手入れのしやすさを考えると、「やっぱりクッションフロアやタイルの方が良かったかも……。」と思うこともあります。

こればっかりは住む人の価値観や環境によって正解は異なると思うので、「絶対に無垢床の方が良い!!」とは言えませんが、もしキッチンの床材について迷っている方がいたら、わが家の経験が参考になれば幸いです。

 

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