日当たりの悪い土地でも諦めないで! 「窓と間取り」で解決した話

注文住宅を建てるなら避けて通れない土地選び。

もし気に入った土地の日当たりが悪かったら……不安ですよね。我が家も「日当たりの悪さ」以外はパーフェクトな土地を見つけたのですが、どうしても暗い家になってしまうのでは……と、不安で不安でいっぱいでした。

でも実際に完成してみたら、明るい家になって大満足!

日当たりの悪い土地でも「窓と間取り」を工夫すれば十分明るい家が建ちます!

そこで、日当たりの悪さを解消した方法をまとめてみようと思います。

 

「日当たりが悪い土地」の詳細はこちら

注文住宅を建てるために購入した土地は、ざっくりですがこんな立地です。

日当たり悪い土地

住宅密集地なので、どうしても南側に他の方の家が建っており、北側が道路という土地です。

サイズも値段も場所も本当に理想的だったのですが、唯一「日当たりの悪さ」だけが心配……。

お隣の駐車スペースの隙間から光が入るかなー?というくらい。

素人目からすると、南側に家が建っていると日当たりのない暗いマイホームになってしまうのでは……と不安が募りました。が……。

工務店からは「まったく問題なし!」と太鼓判をもらう

本当に不安で、どうしても土地購入に踏み切れなかったので、実際に家を建ててもらおうと思っていた工務店に事前に土地を見てもらうことにしました。

工務店からは、

「まったく問題なし! むしろかなり明るい家になる」と太鼓判を頂きました。ただし……

「一階の日当たりは諦めが必要。」とのアドバイスも。

正直、まだ100%信じられなかったのですが…… 工務店は絶対に大丈夫!と言っているし、思い切って土地契約に踏み切りました。(かなり不安でした……笑)

ちなみに、こんなご意見も見つけました。

日当たりは建築会社によっては気にしなくてもよし

個人的な意見を言わせていただくと、日当たりの悪さは設計で十分カバーできます

ただ、設計の縛りが多かったり設計がプラン化されてしまっているような大手メーカーだと、中庭を設置したり大きな窓を設けるくらいの対処法しかないかもしれません。

私自身、大手メーカーを含め本当にたくさんの建築会社さんに図面を書いていただきましたが大手メーカーは万人受けのする『一般的な住宅』がほとんど。

もちろん、これはこれでいいんですけど意外と小さな工務店などに斬新なアイディアを出していただいたりしました。

引用元:暮らし考案

これは「なるほどー!」と思いました。

確かに、小さな工務店のほうが自由度が高かったり意外なアイデアをくれるイメージです。

こちらの記事は、土地探しをしている方にとってかなり参考になるのでぜひ見てみてください。

土地を選ぶときのポイントや絶対注意してほしいことなど詳しく説明しています。短所を長所に変える発想の転換でお得に土地を買お…

 

日当たりが悪い土地でも「窓と間取り」で何とかなる!

完成したマイホームは、結論から言うと「日当たりの悪さ」をまったく感じない出来栄えです。

日当たりの悪い土地に明るい家を建てる工夫はいろいろありますが、実際に取り入れた方法をピックアップしてみます。

「2階リビング」にして採光を確保

まずは、「間取り」で日当たりの悪さを解消したポイントです。

日中一番長く過ごす ”リビング” を2階にすることで、昼間の日差しを存分に浴びれるようにしました。

2階リビングは賛否両論ありますが、特にわが家のような住宅密集地では2階リビングはけっこう当たり前な感じ。

建売住宅も多数見てきましたが、ほとんどが2階リビングでした。

確かに2階リビングは良し悪しがありますが、住宅密集地ならメリットの方が多い気がします。

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2階リビングのメリット・デメリットは、こちらの記事でまとめているのでもしよかったら参照してください。

南側の吹き抜け&高い位置の窓からたっぷり光を取り込む!

ハイサイドライトで日当たり改善

次は「窓」の工夫について。

この窓の設置位置が、日当たりの悪さを解消する最大のポイントかもしれません。

我が家の場合、南側を吹き抜けにしてお隣の建物よりも高い位置にハイサイドライト(高い位置にある窓)を合計5枚設置しました。

お隣の家の屋根上にあるので、視線も気にならないし、何よりこの日差し……!

不安だった日当たりの悪さが一気に解消されます。

窓の外に視界を遮るものもないので、日中は青空を眺めたり夜は月を眺めたりと、住宅密集地なのに自然を感じられるのも本当にメリット!

ダメ押しの「天窓」で日差しをゲット

工務店からは日当たりは問題ないと言われていましたが、施主である私たちは打ち合わせの最中もどうしても不安が残っていました。
そこで、ダメ押しで「天窓」を設置するようにお願いをしてみました。

実はこの天窓は北側にあるのですが、だからこそ南側のハイサイドライトからの日当たりと時間差で光が入ってくるので、明るいリビングを長時間キープできる優れものです。

正直言うと、完成してみたらこの天窓が無かったとしても日当たりは良好だったのですが、天窓から空も見えるし解放感があって気持ちいい。

日当たりの悪さを解消する工夫としてはもってこいなアイテムだと思います。

ただし……やはり1階の日当たりは諦めました。

最初に工務店から言われていた通り、やはり1階の日当たりはお世辞にも良いとは言えません。

周りを建物に囲まれているのでこればっかりは仕方ないのですが、だからこそ、1階は日当たり重視でない寝室やクローゼット、洗面所などを集めました。

寝室は夜使うし、クローゼットは日が当たると衣服が変退色してしまってダメになってしまう。

ということで、今のところ不便はまったく感じていません。

ちなみに、家の間取りについてはこちらで詳しくまとめていますので、ご興味があればぜひご覧ください。

 

日当たりの悪い土地でも諦めないで!

日当たりの悪い土地に注文住宅を建てたお話をまとめてきました。

本当に「窓や間取り」次第で、日当たりの悪い土地でも十分に採光することは可能だと実際に家を建ててみて感じます。

もし、「気に入った土地の日当たりが悪いかも……」なんて思っても諦めないでください。

設計次第でいくらでも改善できるので、ぜひHMや工務店に相談してみるのをおすすめします。