注文住宅を建てる際、迷いがちなのが床材選び。
「無垢床」にするか、「合板フローリング」や「突板フローリング」を選ぶか、我が家もとってもとっても迷いました。
家の内装で一番迷ったのが床材選びだったかも……。
さんざん迷った結果、「オークの無垢床」をセレクトしました。
これが大満足な仕上がりだったんです。無垢床を選んで正解でした!
ちょうど入居して一年経ったので、実際に住んでみた感想や無垢床にして良かったことをまとめてみます。
無垢床で自然を感じるナチュラルな雰囲気に
工務店からのオススメもあって、トイレと洗面所以外の床をすべて無垢材で統一しました。
採用したのは、朝日ウッドテック株式会社の「ラスティック」シリーズのオーク材です。
家具もオーク材のものでまとめて、よりナチュラルさを演出できるようにしています。
ひとつひとつのパーツに異なる表情があり、それが組み合わさることで奥深い質感に。
これは、合板プリントのフローリングでは味わえない無垢床ならではのメリットです。
木目の優しい表情が、自然を感じるナチュラルな空間を作ってくれます。
天然木だから、色も不揃いで濃い部分と薄い部分がマチマチ。その色差が、部屋の奥行きをアップしてくれるのでおしゃれに見えるところも気に入っています。
この見た目だけでも「無垢床にして良かった!」と心から思えます。
無垢床で足元サラサラ。安全性が高いのも嬉しい!
無垢床の自然の調湿性でいつでも足元が快適
無垢床は、見た目だけでなく機能性でもメリットが盛りだくさんなのが嬉しいポイント。
実際に住んでみて、素足で歩き回ると足元がいつでもサラサラで快適なことに感動しました。
特に汗ばむ真夏は、普通のフローリングだと足元がベトつきがちだったりしますが、無垢床は全くベトつきを感じません。
これは無垢床の自然の調湿性が足元の快適さを保ってくれているのかな、と思っています。
湿気を吸い込んだり放出したりして、足元や部屋全体の湿度を調整してくれているんですね。
接着剤を使用していないので安心
無垢床は、天然木を切り出してフローリングの形に加工したもの。
突板や合板フローリングのような接着剤を使用していないのもメリットです。だから、ペットや小さなお子様がいるご家庭でも安心なのが嬉しいですよね。
猫2匹と暮らしていますが、床との距離が近かったりグルーミングで体を舐めたりするので安心安全な無垢床は魅力的でした。
こちらは入居してすぐの頃の写真です。
猫さんもオークの無垢床を気に入ってくれたようです。(笑)
お手入れ次第で長持ちするのも魅力的
無垢床は、基本的に複雑なお手入れは必要なく、普段は乾拭きのクイックルワイパー&掃除機で掃除しています。
むしろ、水拭きはあまりしないほうが良いそう。
毎日の掃除の負担がちょっと減らせるのもメリットですね。(笑)
入居してちょうど一年ですが、ほとんどこの掃除だけで済ましています。
無垢床は20年後もリフォームいらず
合板フローリングは、どうしても時が経つと劣化していきます。20年も経ったころには、もしかしたらリフォームが必要……なんてことになるかもしれません。
私の実家は、ちょうど築20年くらいなのですが、傷やはがれのようなものが多数あり床の状態はあまりよくありません。
でも、無垢床はむしろ経年変化を楽しむもの。(だと思っています)
万が一傷だらけになってしまっても、表面をサンディングして再塗装すればもっと長持ちしてくれます。
初期費用は合板や突板フローリングよりも少し高くなってしまいましたが、長い目で見たらお得な買い物だったかも。
入居して1年、傷もじっくり見なければほとんどわかりません
気になる無垢床の傷ですが、入居して1年たった今は、正直 ぱっと見ただけでは傷の有無はわかりません。
床に顔を近づけてじっくり見れば、細かい傷が多数できていますが普通に見ると入居時と変わらずキレイなままです。
これは、無垢床の中でも硬めだといわれているオーク材を選んだからかもしれません。
比較的柔らかいと言われているヒノキやパイン材などだったら結果が変わっていたかも?
これはオーク材を選んで良かった点です。
傷の状況を写真に残そうと思ったのですが、なかなかうまく映らず……。その程度の傷しかついていません。
▼ただ、入居して床に穴が開くというトラブルが……
生活上での無垢床の傷は目立ちませんが、実は入居してすぐに床に2cmくらいの穴が開くというトラブルがありました。
原因は無垢床の虫食い。
ちょっとびっくりしましたが、天然素材ならではのトラブルですね。
注文住宅を建てるとき、無垢床にするか合板や突板フローリングにするかとっても迷いました。 結果的に憧れだった無垢床を採用してとっても満足しているのですが、天然素材ならではのデメリットがあることにも気が付きました。 私は無垢床のデメ[…]
そのときの話は、こちらの記事をご覧ください。無垢床のデメリットになりうることをまとめています。
心配だった猫との生活も難なくクリアしています
自分たちにとってはもちろんですが、猫の健康も考えて選んだオークの無垢床。
でも最初は、爪のある手足で傷だらけになることを心配していました。
また、トイレの粗相や毛玉を吐くという猫ならではの問題で、無垢床が傷んだり汚れがひどくなってしまうのではないかと不安もありました。
でも、実際に住んでみたらまったく問題ありません。
今ある床の傷は、たぶん99%は猫が走り回った際についた爪跡。でも先述したように見た目は気になりません。
嘔吐してしまった場合も、なるべく早く、しっかり掃除すれば跡が残らないのでキレイな状態を保てています。
注文住宅に無垢床を採用して快適な暮らしを
オークの無垢床にして良かったことや、実際に住んでみた感想をまとめてみました。
「無垢床にして後悔した」と感じることは正直ひとつもありません。
ひとつくらいあるだろ! と考えてみましたが、本当にないんです。(笑)
きっとこれから年を重ねるごとに、無垢床も良い感じに経年変化してくれるのでは、と期待しています。
工務店の設計士さんも、人が歩くことで床材に油が染みこんで、良い感じの経年変化を楽しめるとおっしゃっていました。
これから数年ごとに、このオークの無垢床の経年変化を記録できたらいいなと思っています。
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