猫が喜ぶキャットウォークの作り方! 実際のサイズと後悔ポイント

キャットウォークの作り方

猫との生活で憧れていた「キャットウォーク」

新築する際に検討している愛猫家の方も多いのでは? 設置はギリギリまで迷いましたが、思い切って作ったら猫たちも喜んでくれているようです。

そこで、実際に注文住宅で作ってみた

  • キャットウォークのデザイン・サイズ
  • 使い心地
  • 後悔ポイント

など、キャットウォークについて思うことをまとめてみます。

 

実際に作ってみたキャットウォークのスペック

まずは、実際に作ったキャットウォークのデザインやサイズについてご紹介します。

キャットウォークの設置場所&猫の体格

▼設置場所

キャットウォークの設置場所は”リビング”です。

2階リビングなので、キャットウォークの日当たりも抜群! 猫たちの日向ぼっこ&外の監視(笑)がしやすいように場所を工夫しました。

猫は高いところが好きな動物なので、憩いの場になるように窓を掛け合わせてデザインしています。

▼猫の体格&頭数

成猫が2匹います。どちらもメス猫。

体重はどちらも3.5kg前後。成猫にしては小ぶりな体つきです。

キャットウォークのデザイン

リビングに設置した高所窓から猫が外を眺められるように、窓のサッシに繋がるようにキャットウォークを設置。

壁の隅を利用してキャットウォークに登るためのステップをデザインしました。

こちらは、キャットウォークを上から見た写真です。
キャットウォークを窓のサッシとなじませることで、板の幅にプラスしてサッシの幅も活かすことができました。
板の幅は20cmなのですが、サッシ部分が15cmあるので、窓の部分では幅35cmを確保。
これだけあれば、猫が寝ていても安心です。

角の部分は、梁を活かして三角形の板を用いました。
ここも窓のサッシ分の広さが加わるので、猫にとってはかなりゆったりした空間になっています。
やっぱり広くて寝やすいのか、猫たちはここにいる確率が高いです。

キャットウォークへ登るために作ったステップは、小さな板を壁の角に互い違いになるように設置しました。
階段型のステップが登りやすいかと思って検討しましたが、どうしても設置場所が広がってしまい、狭いリビングを圧迫してしまいます……。
でも互い違いにデザインすれば、限られたスペースでも登りやすいステップが作れます。

キャットウォークの全様はこんな感じです。

床のオーク材に合わせて木の質感が活きる木材を工務店さんにセレクトしてもらいました。

また、全体の板の角は、猫が万が一落下しても安心なように丸く削ってもらっています。

壁に木の棚が付いたようなデザインで、リビングの丁度いいアクセントになってくれています。

キャットウォーク・ステップのサイズ

次に、キャットウォークとステップの細かいサイズスペックです。

ここは、一緒に生活する猫のサイズに合わせて調整が必要。

我が家の猫は小ぶりな体つきなので、もし大型猫さんと生活している方は、もう少し大きく作ることをおすすめします。

まず、ステップの高さの間隔は31cmに設定しました。
一番上の棚のみ、35cmくらいと少し広くなっています。
若くて運動能力の高い猫の場合は、この間隔がもっと広くても大丈夫そうです。
でも、老猫になったときのことを考えて、わざと間隔を狭く作りました。
家に備え付けのキャットウォークは作り直しが難しいので、猫人生を長い目で見たデザインが◎。

ステップの大きさは、20cm × 40cmです。
こちらは、小ぶりな猫さんでも少し小さかったと後悔です。
20cm × 50cmまで大きさを確保できれば、余裕を持って猫も上り下りできたはず。
実際に使っているところを見ても、少し窮屈そうです。

一番上の窓に繋がるキャットウォークは、幅20cmです。長さは、家の間取りに合わせてお好みの長さを確保してみてください。

 

キャットウォークを実際に猫が使ってみた感想

キャットウォークの注意点

実際に猫を遊ばせてみたら、ステップが小さかった!

ご紹介したキャットウォークで実際に猫を遊ばせてみた感想ですが、とにかくステップが小さかったことが後悔です。

上り下りはできるのですが、ちょっと窮屈そう……。

ステップの長さをあと10cm大きくすればだいぶ余裕ができそうです。

猫ちゃんの体格や成長を考えて少し大きめに作ったほうが◎

我が家のキャットウォークは、とにかくステップのサイズに失敗しました。

それ以外は安心して遊ばせられるデザインになったと思うのですが、とにかくステップが小さかった……。

猫の体格や年齢に合わせて、ちょっと大きいかな? くらいのサイズで作ったほうが安心安全です。

 

足元の滑り止め対策は必須!

実際に猫を遊ばせてみると、意外と木のステップが滑ります。

猫の爪が引っかかって滑らないと思っていたのですが、室内飼いの場合、爪をカットしてしまうことも多いのでステップの滑り止めは必須です。

そこで、下から3段目から上のステップに滑り止めマットを貼り付けました。
ぴったりのサイズはなかなか見つからないので、階段用の防音滑り止めマットをカットして貼り付けるのが簡単です。
棚と似た色を設置すれば、見た目も自然。
これを設置してから、猫の足元がツルッと滑ることもなくなりました。

キャットタワーより強度が抜群だから安心

今の家に引っ越す前は賃貸物件だったので、キャットタワーを使っていました。

でもキャットタワーって意外と猫の体重に耐えられず傾いてしまったり、ちょっと衝撃を与えるとずれてしまったりするんですよね。

その点、備え付けのキャットウォークは強度が抜群だから安心です。家が壊れない限り、キャットウォークも壊れません。(笑)

 

◇ とにかくステップのサイズに注意が必要。
「少し大きいかな?」くらいで作る方が安心だと思いました。
◇ 滑り止め対策も忘れずに。
階段用の滑り止めシートが便利です。

キャットウォークを作る際に参考にした本

キャットウォークを作る際、こちら本を熟読しました。

この本は、特にこれから注文住宅を建てる、またはリフォームを検討しているという方におすすめです。

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猫が快適に遊べるキャットウォークの作り方だけでなく、猫と生活する上で役立つ情報がたくさん掲載されています。

建築の際の細かな仕様なども掲載されているので、この本を設計士さんと読みながらイメージを伝えることもできます。

家全体を猫と快適に暮らすためのヒントが詰まっているので、読んで損はないです。

いろいろな猫本を読みましたが、この本が一番参考になりました。

猫はキャットウォークを使ってくれるのか?!

けっこう苦労して設計したキャットウォークですが、猫がちゃんと興味を持って使ってくれるかは引越しの当日まで不安でした……。

正直言うと、最初は興味津々でたくさん遊んでくれましたが、1年たった最近はキャットウォークで遊ぶことが少なくなってきた気がします。(笑)

でも、おそらく猫がキャットウォークに飽きたわけではなく季節によるものも大きいと思います。

家の中の空気は、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ流れます。

だから、高いところに設置したキャットウォークは暖かい空間になっているはずです。とくに2階リビングに設置したので、その気温変化が顕著に現れていると思います。

実際に、冬の間はキャットウォーク沿いの窓辺で寝ていることが多かったのですが、夏になったらもっぱら1階で寝ています。

猫は、快適に過ごせる場所を見つける天才です。

だからきっと、冬になったらまたキャットウォークでのんびりしてくれると思っています。

 

キャットウォークを作ってよかった! 猫と楽しい暮らしを

いろいろ悩んだけれど、キャットウォークを作ってよかった

注文住宅にキャットウォークを設置するにあたって、正直すごく悩みました。

猫の人生は、人間よりとっても短いです。

ということは、私達よりも早くいなくなってしまいます。

愛猫がいなくなったあと、キャットウォークを見るたびに心が痛みそうでギリギリまで設置を悩みました。注文住宅は一生ものの買い物ですから。

でも、だからこそ猫が生きている間は少しでも快適で楽しい環境に暮らして欲しい。

だから、キャットウォークの設置に踏み切りました。

結果はとても満足です。

ぜひ、愛猫さんのために素敵なキャットウォークを作ってみてくださいね。

 

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