注文住宅の購入をする際のメインイベントといえば間取りの決定。住み心地を左右する最重要ポイントです。
間取りは、土地の形や家族のライフスタイルに合わせて最適なデザインが変わってくるので、正解がないというのが煩わしいですよね。
わが家も迷いに迷って、何度かやり直しを繰り返しつつ「26坪の間取り」を完成させました。
この記事では、
- 実際に建てた26坪の間取り
- 間取りの成功ポイント&後悔ポイント
- 26坪の間取りを効率よく作るコツ
- 間取り作成に便利なサービス
など、26坪の間取りについてまとめてみようと思います。
同じようなサイズの注文住宅を検討している方の参考になれば幸いです。
実際に住んでいる26坪の家の間取りはこちら
今、実際に住んでいる26坪の家の間取りはこちらです。
簡単なスペックをまとめると
- 木造一戸建て 2階+ロフト
- 土地24坪 建物26坪
- 家族は現状 夫婦2人+猫2匹(子供は1人ほしい)
- 海の近くの家!
という感じです。
お世辞とも広いとは言えない……小さいサイズの家なので、間取りは本当に悩みました。
階にわけて、こだわったポイントを解説していきます。
1階の間取りについて
1階は、寝室と洗面・お風呂がメインになっています。
東南側に別の建物があるので、1階の日当たりがあまり良くないため、日当たり重視でない部屋を1階にまとめました。
1階の最大のこだわりポイントは玄関→洗面所→お風呂の動線
1階の間取りで一番こだわったポイントは、玄関・洗面所・お風呂を繋ぐ動線です。
というのも、旦那の趣味であるサーフィンのために海の近くに家を建てました。だから、間取りもサーファー仕様になっています。
この画像には載っていませんが、玄関横に外シャワーも設置してあります。
↓
玄関から洗面所・お風呂へ直行できる。
という動線を作ることで、家の中に砂を持ち込んでしまう悩みを解消しました。
この家を建てている間の仮住まいアパートでは、砂の掃除がプチストレスでしたが、今はこのストレスから解放されています。
また、玄関にはサーフボードの置き場も作りました。
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◇ サーフボードラックを玄関に設置【プロに作ってもらった本格仕様】
3帖のウォークインクローゼットを作るかわりに、部屋数を減らした
設計をはじめた当初は、ウォークインクローゼット(WIC)が無く、6畳の寝室と8畳くらいの後からセパレートできる部屋を予定していました。
セパレートすれば、実質3部屋確保できる間取り。
でも、部屋数を優先すると、どうしても収納が狭くなってしまう……。
整理整頓が苦手なので、しっかり収納がないと生活空間に荷物があふれてしまうような気が……。(笑)
そこで、思い切って部屋数を減らしてウォークインクローゼットを設置しました。
これが実際に住んでみて大満足だった!
現状は夫婦2人なので、部屋数がたくさんあるよりも収納優先のほうが断然住みやすい。
また、子供ができたときは、今は私の作業部屋になっている4.5帖の洋室を子供部屋として使おうと思っています。
「収納を優先か?」「部屋数を優先か?」は変わってくると思います。
ライフスタイルに合わせて検討するのがおすすめ。
玄関はあえて封鎖して猫の脱出防止策を優先
猫2匹と暮らしているので、玄関の脱走防止策は必須でした。
最初は「玄関に後付けの脱走防止用の柵を付ければいいか」と思っていたのですが、なんとなく見た目も気になるし猫が飛び越えてしまうかもしれない……。
ということで玄関に扉を付けて、完全に封鎖してしまいました。
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2階の間取りについて
2階は、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)のみの開放的な間取りにしました。
東南側に他の建物がありますが、2階は合間から日差しがたっぷり入ってくるので2階リビングに決定。
2階はフロア全体とバルコニーを使ってひとつの空間に
2階は、扉や壁をできるだけ排除して、広々とした印象の間取りにしてもらいました。
右側のちょっと飛び出た部分をキッチンにすることで、料理中も2階全体を見渡すことができます。(といっても20帖ですが……泣)
LDKは20帖確保したい! と最初からお願いしていたので大満足です。
また、バルコニーは床部分のみ置敷ウッドデッキにしています。
バルコニーの床をウッドにすることで、カーテンを開けたときに部屋のフローリングと繋がっているように見えてかなり広く感じます。
バルコニーは約4帖ほどなので、見え方としては24帖のLDKに!
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壁がないからちょっと困ったことも……
間取りを見ると分かるのですが、2階LDKは壁や柱を極力排除しています。
また、窓を考えると壁のみのフラットな部分が本当にありません。
↓
電源(コンセント)やインターホン、給湯器、スイッチの設置場所が限られる
という問題に直面しました。
なんとか少ない壁をフル活用して、快適な場所を探しながら設置していきました。
ちょっと考えるのが大変でしたが、空間が広く見えるほうが断然いいのでこれば我慢です。
トイレの位置だけちょっと後悔。
2階をひとつの空間にすることで広く見える工夫をしたわけですが、トイレの位置だけはちょっと後悔ポイントです。
仕切る壁がないので、トイレをどこに設置してもトイレのドアが見えるし音漏れも若干気になります……。
2階にトイレを設置しないという選択肢もありましたが、やっぱり無いと不便。
ということで、収まりの良い北側に設置しましたがもっと良い間取りはなかったかと未だに考えてしまう場所です。
26坪の狭さゆえの問題なので、広い家ならこんな悩みは簡単に解消できるんだろうな、うらやましいーーー!(笑)
ロフトの間取りについて
ロフトに関しては、勾配天井&ロフトに憧れがあったという理由で作りました。
特に用途は考えておらず……なんとなくのんびりできる空間になれば良いかなと思っていました。予備的な空間ですね。
予備の空間があると26坪の家でも気持ちに余裕が持てる
26坪の二階建て住宅は、お世辞にも広いとは言えない小ぶりな家です。
でも、予備的な空間のロフトを作ったことでかなり気持ちに余裕が生まれます。
↓
来客時などいざというときに使える空間になってくれる!
明確な用途を考えずに作ってしまったロフトですが、来客時の寝室として使用したりできるので実はかなり便利。
しかも冬は1階に比べるとポカポカ暖かいので、私たちも寝室として活用したりしています。
ロフトがあることで、狭い家だけど心に余裕が持てました。
26坪の家の間取りはいかに効率よく空間を使い切るかがカギ
実際に26坪の家の間取りを考えてみて感じたことは、狭い分 ムダをとことん排除して、効率よく空間を使い切ることが大切ということ。
設計士さんも、デッドスペースを作らずに空間を有効活用できるかが狭小住宅の住み心地をアップさせるカギだと言っていました。
わが家で実践したのは、
- 移動空間でしかない廊下は極力作らない
- ムダな部屋を作るよりも収納重視
- 壁や仕切りをとことん排除して広いLDKに
などなど。
こういった”こだわり”については、人によって感じ方が違うと思いますし、ライフスタイルによってももちろん変化します。
家族構成や住む地域の環境によっても変わりますよね。
ご自身の生活に合った間取りを妥協せずに考えてみてくださいね。
間取りはまずプロに相談するのがおすすめ
注文住宅の一番の要になる間取りは、まずプロの方にベースを作ってもらうのがおすすめです。
↓
◇ プロに作ってもらうことで、生活動線を考えた住み心地の良い間取りベースができる
↓
◇ そのベースを元により理想や希望に近づけていく
この流れだと、素敵な間取りがスムーズに決めやすいかと思います。
実際に間取りの知識がまったく無かった私たちですが、まずプロの設計士さんに間取りのベースを作ってもらうことで、より希望に近い注文住宅を完成させることができました。
ハウスメーカーや工務店が決まっていなくても間取りを相談するには
ただ、注文住宅を建てるメーカーが決まっていない場合、間取りを誰に作ってもらえばいいかわからないですよね……。
ひとつのメーカーに絞って一度間取りを作ってもらってしまうと、何となくそこで決定しなければいけないような気がしてしまうのも事実です。
そんなときは、間取りプラン作成を複数のハウスメーカーに一括でお願いできる「town life 家づくり」が便利です。
「town life 家づくり」を活用すると、
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など、家作りの煩わしさを解消してくれるメリットがたくさん。
他にもこんな嬉しいポイントがあります。
- 一括請求なので各メーカーへのムダな気配りをしなくていいのがストレスフリー
- 自宅で簡単にハウスメーカーの比較ができるので効率的
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普段、お仕事や子育てなどで忙しくなかなか住宅展示場へ行けない……という方も、このサービスがアシストしてくれます。
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26坪の家の間取りについて「まとめ」
わが家の26坪の家の間取りについてまとめてきました。
成功ポイント&後悔ポイントを考えると、100%満足できるかと言われるとなかなか難しいですが……
暮らしやすい「身の丈にあった家」になったんじゃないかな? と思っています。
注文住宅の間取りは、生活の豊かさを大きく左右する重要なポイント。
26坪の小ぶりな家ですが、同じようなサイズの家を計画している方の参考になれば幸いです。
ぜひ、最高の間取りを完成させて、素敵な注文住宅を手に入れてくださいね。